第11話 コレが嫌い

 室内で遭遇したくない虫…

 ゴキブリ

 蚊

 ハエ

 ムカデ

 ゲジゲジ

 羽虫

 …まぁ沢山いるわけだが、圧倒的にいて欲しくない虫。

 それは『蟻』である。


 羽蟻とか白蟻ではない。

 黒い小さな蟻だ。


 1匹でもいると、ゾワッと不安になる。

 蟻くらいどこからでも入るでしょ?

 その通りだ。

 奴らは、どこからでも入ってくる。


 何が嫌い?


 群れた集団が気持ち悪いのだ。

 1匹か?

 ここに疑問が湧き、どこかでワサワサいるんじゃないのか?と思うと、もう気持ち悪くてしょうがない。


 1匹でも見かけると、蟻の巣コロリをそこらじゅうに置きまくる。

 巣ごと根こそぎ逝っていただきたいのだ。


 大きい虫より小さい虫のほうが気持ち悪くないですか?

 無数の集団って気持ち悪くないですか?


 僕にとって、何かに群がる蟻は『死』であり、『欲』であり、それは腐敗した、おぞましさの象徴なのだ。


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