第8話リンク
かなた(俺はその後もpart3part4と実況をしていった。そして今までの疑問は確信へと変わったのだった。)
かなた(それは!この人生ラブゲームは現実の俺の人生そのものをゲームにしたものだった。)
かなた(今までもそんな気はしていたが、偶然の一言で片付けていた。が、ココ最近の実況で起こったことは、偶然では片付けきれない。)
かなた(例えばゲームの中の俺が実況してきたゲーム、投稿時期、投稿の順番が全て一致した事だ。)
かなた(これだけなら、俺のファンが作った可能性も考えられるがだとしたら実況者になる前のことをなんで知っているんだ?という事になる)
かなた(さすがの俺も恐怖を感じた。しかし、俺の心の中には恐怖より強い気持ちがあった。)
かなた(それは好奇心だ。)
かなた(俺はそれを抑えきれないのでしばらく実況を休ませてもらい、このゲームを調べることにしたのだ。)
かなた「さて、まずはなにから調べよう?」
かなた「まあこのゲームの製作者、いつこのゲームが作られたのか、なぜ視聴者がダウンロードできなかったのか、俺の他にこのゲームをプレイした人はいるのか、とりあえずこの4つかな?」
かなた「まずは製作者だな、確かダウンロードする時にスクショをしてたっけ?それで確認するか」
かなた「まさか、製作者をスクショすると言う俺の癖がこんな時に役立つなんて人生何があるかわかんないな」
かなた「どれどれ?製作者は、佐藤さん?誰だよ佐藤さんって、なんの手がかりにもならねぇ。まあ、とにかく佐藤さんなて会社名はないから個人制作ゲームだって事ぐらいか。」
かなた「次はいつ作られたかだな。これもさっきのスクショにあったと思うんだが...」
かなた「あった!なになに?数年前か」
かなた(次はこのゲームがなんでダウンロード出来ないかだな、これに関しては答えはすぐに出た。)
かなた「製作者がこのゲームとアカウント両方を削除していたからだった」
かなた「最後はこのゲームをプレイした人が俺の他にいるかってことだ。」
かなた「でもこれも何となく予想はついている1番の心当たりはこのゲームを進めてきた張本人チャリカンさんだ。」
かなた「ちょっと聞いてみるか。」
かなた「すいません、チャリカンさん。こんな時間に」
チャリカン「大丈夫ですよ!」
かなた「人生ラブゲームってプレイしたんですよね?」
チャリカン「は、はい、しましたよ。」
かなた「どんな感じのゲームでしたか?」
チャリカン「。。。」
かなた「チャリカンさん?」
チャリカン「すいません!かなたさん」
かなた「!?」
チャリカン「実はこのゲームプレイしたの私の友達なんです。あまりに楽しそうにその友達が話すからつい自分がプレイしたかのように話してしまいました。」
かなた「そうだったんですか。その人のアカウント教えてください。」
チャリカン「は、はい。【かんなプレイヤー】って調べたら出ると思います。」
かなた「わかりましたありがとうございます。」
かなた「あ!この人かな?」
かなた「ちょっと話してみるか」
かなた「すいません。こんな時間に。」
かなた「チャリカンさんって人をご存じですか?」
かなた(さて、反応は?)
かんな「こんにちは、かなたさん。はい、チャリカンさんは私の友達です。」
かなた「早速本題なのだが、『人生ラブゲーム』というゲームをプレイしたことがあるってのは本当?」
かんな「はい、そうですが。まさか貴方もプレイしたことがあるんですか?」
かなた「えーっとプレイしたってより、プレイ中って方が正しいと思います。」
かんな「あー、プレイ中だけど、自分の人生とそっくりで怖いから同じプレイヤーの私に聞いたってことですか?」
かなた「は、はい!そうです。」
かなた「このゲームについて知っていることを教えてください。」
かんな(アカウント名)
かなたの他に唯一人生ラブゲームをプレイした人物。
チャリカンの友達らしい。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます