第152話 桜雪、ゾンビについて考える。仕事中に

 僕は生きることに頓着が無い。

 基本、毎日『死にたい』『目覚めたくない』が基本のテンションである。

 ある意味、サムライ並みに潔い精神状態である。

 …で考えた。

 もしゾンビが蔓延したら?

 僕は逃げ惑うのだろうか?

 死にたいけど、痛いとか、苦しいとかは嫌なのだ。

 ただ生きていく気力が不足しているだけなので、頑張れないのだ。

 もし、そういう状況になったら、軽く咬まれて、即座にゾンビ化が理想なのである。

 だけど…ゾンビは咬みに来ているわけではない。

 食いに来ているわけで、咬むだけでは済まないのだ。

 食い散らかされるのだ、それは嫌だ。

 想像しただけで痛くて苦しい。

 チョビさんじゃないのだ甘咬みなんてあり得ない。

 襲われた人間がゾンビ化なんてあり得ないんじゃなだろうか?

 骨すら残らねぇ気がする。

 つまり…良くてスケルトンだ。

 そう考えると…『ゾンビ』>『スケルトン』であり、『ゾンビ』はエリート階級なんじゃないだろうか?


 今日も仕事が進まねぇ…。

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