第80話 古き良さ

 エアコン、冷房入れると寒い。

 消すと蒸し暑い。


 結局、快適には程遠いものだ。

 そうなると、エアコン普及前の扇風機しかなかった貧乏な子供時代を思い出す。


 充分、涼しかったような気がする。

 痒いところに手が届く、そんな家電は夢なのかもしれない。


 本当の快適は、少し足りないくらいのトコロにあったのかもしれない。


 今年は、エアコン止めて、扇風機で過ごしてみようかな?


 夜風の涼しさを感じなくなっていた夏を幾度過ごしてきたのだろう。

 40年前の僕は…もう少し自然に触れていた気がする。


 少し足りない…そんな感じでちょうどいい。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る