　ディーカイゼリイン…組み立てた…。

　本体のパーツ…肩部ポロリする。

　抜けないパーツ…

　さすがガレージキットメーカーである。

　一筋縄ではいかない…。

　が…本体は、ビックリするほど簡単である。

　問題は…ポーズが決まらない…。

　ピンヒールの脚部で全体重を支える構造である。

　バランス大事。

　心が折れた…パーツも折れた…。

　だが…試行錯誤しているうちにハッと気づいた。

「構造重視なんだ‼」

　そう…動かすとフニャッとして固定しない関節は、わざとなのだ…。

　忘れていた…永野先生である。

　ただの玩具なんぞ許可するわけがない。

　GTMの構造とはこうなのだ‼という具現化。

　そう考えると…非常に考えられている。

　そう重力に委ねるバランスなのだ。

　直立から少し重心を傾けると関節も傾くのだ。

　このキットは、GTMを理解するための教材だと気づいた。

　グニグニと動かすと…本編の1コマ1コマで、どうゆうふうに動いていたのか理解できるキットなのだ。

　このキットは凄いぞ‼

　手に取った人は、必ず読み返すであろう…。

　手足の関節構造だけでも凄いものなのだ。

　ちょっと興奮した。

　でも…ポロリはあるよ。

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