米軍の嘆き

私の名はルーズベルト。


偉大なUSAの大統領だ。


JAPに鉄槌を下すべく艦隊に出撃命令を下したのだが・・。


真珠湾の太平洋艦隊総司令部にも官邸にも通信が全く来ない。


全艦隊を出したのだが、それが途絶えたままなのだ。


どうなってるのだ!!!


<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<>>>>>>>>>>>>>>>


我等は寝てた。


比喩で無く全員が寝てた。

通信しようとするが拡声器も無線機もレーダーも何もかもが無くなってた。


死後知るが全艦の無線機、艦載機、全てが消えてたと言う。

新鋭空母エセックスが・・・煌煌と照射され戦艦と思われる艦砲射撃で轟沈。

何とか反撃を試みるが機関が停止しており、火も止まってたのが悔やまれる。


戦場で機関が動かないと言うのは致命傷。


夜間なのに機関停止で灯も消えていて手が打てない。

隣に停泊してたミズーリ号もエセックスの跡を追い、二つに折れ轟沈。


敵艦隊は全艦照射射撃をしている。


コチラは機関停止でどうしようも無いのに。

機関さへ動いてたら反撃するのに。


そう考えてたら敵弾が私を粉砕。

肉片も残さず、私は海底に沈んだ。。


<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<>>>>>>>>>>>>>>>


サイパン島も大慌てである。


アスリート飛行場に駐機してたB29や多数の戦闘機が・・・。

全て消えたのだ。


JAPに空襲をかけるべく、シナから移転したばかりなのに。


海を見ると煌煌とした灯の中に次々と撃破される艦隊が。。


日米どちらかは分からぬが、我がUSA艦隊の勝利だろう。


だが・・・。


浮いて居るのはライジングサンの旗を掲げたJAPの艦隊ばかりだ。


海岸には・・恐らく同胞の亡骸だろう。


多数の死骸が漂流してるのが見受けられる。


まさか我が艦隊が壊滅したのか・・・と思ってたら・・。


敵艦隊の戦艦が我等の方を向いて来たのだ。


不味い・・・。


「メーデー、メーデー!!我が艦隊はサイパン沖で壊滅した模様。

昨夜サイパン沖で大海戦があり、生き延びてるのは敵艦隊のみ。

至急救援を乞う!!!メーデ・・・」



そこまで発信した処で俺は死んだみたいだ。


サイパンは敵の業火で焼かれ、海兵隊も壊滅。

基地も全て焼き払われまたもJAPの手に落ちたと知るのは死後だった。



<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<>>>>>>>>>>>>>>>



閑話です。

脱線しましたが、小説は自分の考えた事を書けるのが楽しいです。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る