薄桃色の心、白く散って。【上】
僕の記憶に残るいくつかの失恋の中でも、一際異彩を放つ一つの出来事――。
ある日、母親の職場友達の娘だという、
日は移ろい、数ヶ月が経った。今度は母、職場友達、ほのかさん、そして僕とで夢と希望のワンダーランドに行くことになった。素直に嬉しかったのだが、なかなか会えかったほのかさんと会えるのも嬉しかったのかもしれない。まあ、小一だか小二の僕を問い詰めても答えは得られなそうだ。この頃の僕はどうせバカだ。まあ、そんな訳で二足歩行する動物達の国に来た訳だが、昔ということもあるかもしれない。意外にもあまり覚えていないのだ。正直いって。だが、覚えていることもある。それは、度々ほのかさんが職場友達さんに連れられてどこかへ行っていた事だ。そこまで気にはしていなかったのだが。
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