ハーレム天国

扉を開けたら、そこは異世界だった。しかも楽園だ。

「まあ、珍しい。お客人ですわ!」

金髪の豊満な美女が一人、

「お姉ちゃん、はしゃぎすぎです。」

そうはいいつつも頬を染める黒髪の可愛らしい小さな女の子、

「やめないか、困っているだろう!」

世話役なのか、二人を抑えようとしている茶髪の軍人っぽい女の人。

「ねえ、折角だし、一緒に住みましょうよ。」

金髪の女の子が上目遣いに言ってきた。いや、申し訳ないからと断るのだが、なかなか聞き入れてもらえずに、小さい子まで参戦してくる。

「 私、お兄ちゃんが欲しかったんです!」

「ま、まあ確かに、用心棒は必要かもな。」

騎士さんまで恥じらいを含み手を握ってくる。 しかしいいのかい、おじさんもう九十歳超えてるけど。

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