#18 キッズプレイヤー
今日も悪夢だった。悪夢、悪夢、嫌になっちゃうね。せめてDOM内では良いことがありますように。
≪王都ウェスタンベル≫
「ボスつよすぎ」
「あの」
「ぼくのボス」
「てつだって」
ログインしたらいきなり途切れ途切れのギルドチャットが飛び込んできた。
昨日まではうちのギルドって葬式会場みたいに閑散としていませんでしたっけ。一体いつからこんな賑やかなギルドになったんだ?
疑問に思った俺はメニューコマンドを開いて、ギルド欄を確認してみる。
ギルドメンバー総員24人。
うわ、すげえ。めっちゃ増えてますやん。
ついでにギルドチャット欄も確認してみると“たいき”っていうプレイヤーが一人で発言していたようだ。
たいき
「だーれーかー」
「みんな倒せた」
「?」
「あああああああああああああ」
怒涛の連続レス。たいきっていうプレイヤーは恐らく小学生プレイヤーなんじゃないかな。過去に小学生とパーティを組んだ時はこんな感じだったぞ。
今みたいに誰かがギルドチャットで発言している途中だとログインの挨拶をしてもいいか迷う。だが、ここでしないとタイミングを逃してしまうので、チャットの流れをぶった切ってでも挨拶をしようと思う。許せ、たいき。
シエル
「こんにちは」
マサル
「こんちゃー」
たろー
「こんちわ!」
たいき
「こん」
…………
などなど、ログインしているギルドメンバーから挨拶が返ってくる。なんだお前ら、チャット出来るんじゃねえか。たいき君のチャットにも反応してやれよ。
ユリア
「こんにちは、シエルさん。昨日はありがとうございました」
シエル
「おう、また遊ぼうぜ」
ユリアも既にログインしていたようだった。あの優しいユリアさんもたいき君のチャットに反応しないことを見ると何かありそうだな。
たいき
「ボス >>シエル」
「手伝って >>シエル」
今度は俺にタゲが向けられた。ボスと言われても何のボスなのか分からないぞ。いや、ボスというのはギルドの首領ボスという意味で、俺を「ボス」と呼んでいるのかもしれない。まあ俺のレベルは高いし、間違われるのも無理はないか。わはは。
【“たいき”からパーティに誘われました】
おいおい、そんなボスである俺の返事を待たずに誘うとはいい度胸じゃないか。貴様、何様だ。お子様か?
たいき
「さそった >>シエル」
シエル
「オーケー」
いいだろう。そなたの望みを叶えよう。そうすれば少しは大人しくなってくれるはずだ。
【パーティに加入しました】
たいきは俺の元へと駆けよってくる。スーパーサ〇ヤ人のように逆立った髪形が特徴的な少年の容姿をしていた。服はゴツゴツとした鉄の鎧、下は村人のズボンという絶望的なセンス。はっきり言ってダサい、ダサいぞ少年。
「うわ、シエルさんの装備かっけー」
褒めてくれた。
「ありがとう。ところでボスって言っていたけど、なんのボスかな?」
「お城で受けたクエスト。まじでめっちゃ強いから」
お城で受けたクエスト……となるとストーリーのボスか。
次の大きな街に進むためにはストーリーボスを攻略していかなければならない。前キャラでもそれほど苦戦した記憶は無いのだが……これはボスというよりも、プレイヤーに問題があるのではないだろうか。たいきのステータスを確認してみる。
――――――――――――――――――――
所属ギルド《光の冒険団》
【プレイヤー名】たいき
【種族】人間
【職業】戦士 Lv.3
【ステータス】
HP:120 MP:15
攻撃力:46
守備力:42
魔力:0
器用さ:20
素早さ:19
――――――――――――――――――――
いや、驚いた。このレベルでよく王都ウェスタンベルまで来れたものだよ。君に今足りないのは圧倒的にレベルだ。レベル上げをして出直して来いとしか言いようがない。
「シエルさんって何歳? おれ10歳」
脈略も無く年齢を聞いてくるたいき君。案の定小学生プレイヤーだったか。こう長い間DOMで遊んでいると、相手の言動で大体の年齢が分かってしまうが見事に当たるとはね。
「ゲーム内でリアルのことはあまり話さない方がいいぞ」
「どうして?」
はい、と返事すれば話は終わるものだが、小学生は好奇心が強いからしょうがないよね。でも俺はこの子の教育係じゃないんだ。ゲームに関することならともかく、そんなことをいちいち説明してやる義理は無い。俺たちはボスを手伝うためだけに組んだ仲間であり、赤の他人なのだ。
『シエルさん、すみません。私も手伝いますよ』
フレンドチャットでこっそりユリアからメッセージが届いた。女神だ、女神が舞い降りた。
『ありがとう。とても助かるよ……』
『いえいえ。私も先ほどご一緒して、大変さはよく分かっているので』
苦笑い。俺がログインする前からたいきは同じようなことを繰り返していたのか。道理でギルドチャットに反応する人も居ないわけだよ。
「たいき君。ユリアも手伝ってくれるみたいだから誘ってあげて」
「はい」
【“ユリア”がパーティに加入しました】
「よろしくお願いします」
「よろしくな」
「よろ」
挨拶って結構個性が出るもんだね。さて、回復役のユリアが来てくれたことだし、鬼に金棒状態。ボスなんか余裕だな。
「はやくいこ」
急かしてくるたいき君。だが待ってくれ、クエストを受けなくても手伝いとしてボスに挑むことは可能だが、倒してもクエストの報酬はもらえない。どうせやるなら俺もクエストを受けてきて、一緒に報酬を貰った方が良いだろう。
「俺、クエストを受けていなかったからお城に行って受けてくるよ。悪いけど2人は町の西口で待っていてくれ」
「わかった」
「あ、私もシエルさんと一緒に行きます」
たいきは町の西口へと歩いて行ったが、何故かユリアは俺についてきた。
「ユリアはさっき手伝ったとき、クエストを受けなかったのか?」
「あ、いえ、クエストは受けています」
慌てて手を振り否定するユリア。なら一体何のためについてきたんだ? ウェスタンベルは結構広い街だし、お城まで大分歩くことになるのに。
「実は、私もシエルさんがログインする前に、たいきさんから突然パーティに誘われたんですよ」
「ユリアも拉致られたのか」
「はい。会話も無く突然だったのでビックリしました。私、パーティを組むことにあまり慣れていなくって……こんなことは初めてだったのでちょっと怖かったんです」
まあ、他の人からしたら突然パーティに誘われるなんて恐怖モノだよな。だがユリアさんよ、君が恐れているのはただの小学生だ。
「たいきはあんな調子だしな、まあ分かるよ」
「だから、こっちに逃げて来ちゃいました」
ユリアはそう言ってクスっと笑った。銀髪の髪がサラサラと風に揺れて、ああ、やっぱりこの人は綺麗だなと思ってしまう。思っただけで口にはしなかった。
「私、実はすごい人見知りで少しでも克服できればいいなと思ってDOMを始めたんですよ」
「へえ、そんな理由でDOMを始めるなんて珍しいな。効果はあるのか?」
「どうなんでしょうか。今もこんな風に逃げて来ちゃっていますしね」
なんだなんだ……? なんだか中学生のときに感じた甘酸っぱい雰囲気が漂い始めてきたぞ。ユリアさんよ、君は一体なにが目的なんだ。
「昨日、思い切ってギルドチャットで募集を呼び掛けたときは胸がドキドキでした。このまま誰も反応してくれなかったらどうしようって、でもシエルさんだけが反応してくれたんです」
「まあ、俺もレベル上げに行こうと思っていたからな」
こんなことを話して一体どうするというのか。彼女の真意がイマイチつかめない。それとも俺が疑心暗鬼になっているだけで、単に仲良くなろうとしているだけなのか?
「……シエルさん、インプリンティングって知っていますか?」
「インプリンティング……?」
日本語に訳すと刷り込みだったっけ。意味は……。
「アハハ、私ったら突然なにを言っているんだろう。今のことは気にしないでください」
考え込んでいる俺の顔を見て、慌てて取り消そうとしてきた。気にするなと言われると余計気にしてしまうものなのだが。
『まーだー?』
たいきがパーティチャットで不満を漏らし始めた。呑気に会話している場合じゃないか。
「急がないとたいきさんに怒られてしまいますね。走りましょうか」
「そうだな」
2人でこっそり会話をして、急いでお城へと向かった。
≪ウェスタンベル城・謁見の間≫
『冒険者よ。今まさに邪神が目を覚まそうとしている。そこで、邪神の復活を止める方法を調べるためにウェスタンベル領の西にある“予言の書の眠る洞穴”へ行き、予言の書を取ってくるのだ』
「りょーかいっす」
王様NPCにやる気のない敬礼とテキトーな返事をして謁見の間を後にする。
「ふふ、シエルさん。王様にあんないい加減な返事をしてもいいんですか?」
俺の隣で話を聞いていたユリアが笑いながら訊いてくる。
「NPCの扱いなんてあんなもんでいいんだよ。AIだしそれっぽいワードを聞き取ることが出来ればそれで受注したことになるからな」
「シエルさん詳しいんですね」
「ま、まあな。以前からやっているフレンドから聞いたんだ。それより、帰りはわざわざ歩かなくてもワープリング使えばすぐ集合場所に行けるぞ」
「そうなんですか? さっきは帰りも歩きだったので大変だったんですよ」
「ああ、早く戻らないとたいき君がお怒りだぜ?」
そう言って、俺はユリアに手を差し伸べる。
「えっ?」
驚きの表情を見せ、顔を真っ赤にするユリア。そう驚かれるとこっちが恥ずかしくなるのだが。
「ワープリングは1日に4回しか使えない。パーティ組んでいる人と手を握ってワープすれば一人分の消費でワープ出来るんだよ」
「そんな裏技があったんですか? 全然知らなかった……」
ユリアの手を握り、たいきのいる西口にワープする。
≪王都ウェスタンベル・西口≫
集合場所に着くと、たいきは剣を握り素振りの練習をしていた。自動で体が動くモーションシステムが珍しくて面白いのだろう。
「2人とも遅すぎ」
「お待たせしました」
「待たせてごめんな、たいき」
「いいよ」
許しを得たので、早速目的地へと出発する。
≪ウェスタンベル領・西≫
ウェスタンベル領の西側は自然の多い北や南と異なり、西部劇にでも出てきそうな地面がむき出しの荒野だ。
ふと横を向くと、ぽっかりと口を空けている洞窟の入り口が目に入った。前キャラの時はこの洞窟が予言の書がある目的地だって勘違いしたんだよな。紛らわしいけど今となっては良い思い出だ。
「シエルさん?」
立ち止まっていた俺を見て、ユリアが声を掛けてくる。
「悪い、すぐ行くよ」
あとでここに訪れてみることにしよう。
目的地である予言の書の洞穴で起こることは分かっている。予言の書なるものを手にした瞬間、うにょうにょとしたモンスターが地面から現れて、俺たちに襲い掛かってくるんだ。
大体、予言の書を手に入れることが目的なのだから、そのモンスターを倒す必要なんてないのだ。なのに運営さんはご丁寧に洞穴の入り口を塞いで、ボスモンスターを討伐するように誘導してくる。
つまるところ俺たちはモンスターと戦うのは決定事項であり、抗えない運命なのだ。
この世界での神は運営であって、どんなに強いプレイヤーでもそれに逆らうことが出来ない。
ならば当然、ボスと戦うと分かっている時は道中の雑魚モンスターは無視してHPとMPを温存するのが得策。っていうか普通に考えればわかることだよね。
それなのに、たいき君は雑魚モンスターに剣を振りかざして、ところかまわず戦闘を仕掛けていた。いやいや恐ろしき戦闘狂だよ。
「たいきさん、モンスターと戦っていますね……」
「手伝わないとあのレベルじゃやられてしまうな」
俺とユリアはたいきの元へと駆けよっていく。たいきはイノシシっぽいモンスターに反撃されて尻もちをついていたところだった。まったく、世話の焼けるやつだよ。
「【ヒール】」
ユリアがすかさずたいきに回復魔法をかけてくれた。ナイス!
「くそー! こうなったらあの技を使うしかないのか……!」
たいきは漫画の主人公が言うようなセリフを口にしながら立ち上がる。おいおい、何をするつもりなんだ?
「食らえ! 暗黒大旋風斬!!」
そう叫びながらたいきはブンブンと剣を振り回し始めた。実際にはただの回転斬りでダメージは全然入っていない。長引くと無駄に回復魔法を使うことになりそうだし、茶番に付き合っている暇はない。さっさと終わらせるか。
【ファイアボール】
火の玉はたいきの顔の横をかすめて、モンスターに直撃する。
「うわっ!」
再び尻餅をつくたいき。
装備を新調したことで、ファイアボールでも一撃で倒せるほどの魔力になっていた。
【18の経験値 6ヴィルを獲得】
「これからボス戦なんだし、雑魚との戦闘はなるべく避けるようにしよう」
「はい」
今度は大人しく聞いてくれてよかった。今度はたいきが予想外の行動に出ないよう、注意しながら進まないとな……。こんなに大変だとは思わなかったぜ。
≪予言の書の洞穴≫
俺とユリアはたいきに目を光らせながらどうにかここまでやって来た。洞穴の壁には松明が掛かっており、その奥には予言の書が青く光っている。
予言の書を手に取ればすぐにボスが現れてしまうので、その前に俺は洞穴の中央で魔法を詠唱することにした。
「シエルさん、何をやっているんですか?」
疑問に思ったのか、ユリアが声を掛けてくる。
「ボスモンスターはここに現れるからな。戦闘が始まる前にちょっとしたトラップを仕掛けておくんだよ」
今詠唱しているのは、地面を割って敵の行動を妨害する魔法【クラック】。以前に最初の村のボスでも使ったことのある魔法だ。ダメージは入らないが、任意のタイミングで発動できるので、ボス戦のときなんかはとても役に立つ。
ボスを倒すこと自体は簡単だろうけど、万が一ってこともある。準備をしておいても損はないはずだ。
「はやく戦おうよ」
「あっ、たいきさん。まだ取っちゃダメです!」
ゴゴゴゴゴゴゴ……
たいきの手を見ると、そこには予言の書。すぐに洞穴の入り口が塞がり、地面が揺れ始めた。
「まだ詠唱完了していないって……!」
とんだトラブルメーカーだな。
「ボスモンスターが来ます!」
詠唱を中断して、急いでたいきの近くに移動する。ったく、なんで魔法使いが戦士を守らなければいけないんだ。
【ボスモンスター・スネークバイト 出現!!】
目の前にボス出現のウィンドウが出現する。
「シャアァァァァッ!!」
俺の体よりも大きな、斑模様の蛇が地面から飛び出してくる。そうそう、こんなやつだったね。って懐かしんでいる場合じゃねえ。スネークバイトは牙を剥いて、こちらに勢いよく向かってきた。
この速さでは避けきれない。俺はたいきとユリアを守るようにしてなんとか防御態勢を取る。
スネークバイトの鋭い牙からは紫色の液が滴り落ちていて、その牙が俺の腕に噛みついた。これは毒状態にする技、毒牙か。
「シエルさん! すぐに毒解除の魔法を唱えますね!」
「……いや、その必要は無い。回復魔法を頼む」
「でも!」
「俺は毒状態になっていない。HPバーを見てくれ」
「あっ……」
俺が以前、ポイズン・ビーと戦った時に得たスキル、毒耐性10%がここで発動してくれた。たった10%でも馬鹿に出来ないな。
ユリアから回復魔法を受け、とりあえず発動までの時間が短いファイアボールで松明を地面に落として敵を牽制。スネークバイトの目の前に炎が現れ、動きが止まる。
「たいき今だッ! 暗黒大旋風斬を食らわせてやれ!」
「おう!」
たいきはそう叫んで、暗黒大旋風斬という名前の回転斬りをスネークバイトにお見舞いする。やっぱりダメージは全然入っていない。
けど、たいきの回転により地面に落ちた炎に新たな空気が入り込んで炎が消えるまでの時間を伸ばしてくれていた。
だがそれも僅かな時間。やがて炎も収まり、スネークバイトは反撃の構えを取る。
「うわあ、こっち来る!!」
「いいや、それはさせないぜ」
その僅かな時間で唱えた魔法、ダブルファイアを今度はスネークバイトに直接唱えてやる。
「食らえ、【ダブルファイア】!」
「ギシャアァァァァァ!!」
炎に包まれたスネークバイトはもがき、苦しんでいる。たいきはそれが自分の手柄だと思っているようで、ドヤ顔をこちらに向けてきた。俺とユリアはそんなたいきに苦笑いをしながら親指を立ててやる。
『新たな専用スキル【クロスファイア】を習得しました』
ナイスなタイミングで新しいスキルを習得してくれた。
杖を構え、怯んでいるスネークバイトに狙いを定める。
「【クロスファイア】!」
俺の背後から2つの火の玉がXの文字を描くように加速しながら敵に向かって飛んで行く。火の玉はたいきの両頬をかすめ、スネークバイトの身体で交わり貫通する。うむ、名前の通りクロスファイアだ。
「うわわっ!」
たいきは火の玉が近くまで来たことに驚いたのか、その場で再び尻もちをついて叫び声をあげる。
「あーっ!」
ちょうどスネークバイトは光に包まれて消えていくところだった。やべえ、もう倒しちゃったよ。これなら最初からごり押し戦法でも良かったかもしれない。
【180の経験値 85ヴィルを獲得】
俺のレベルが高いせいなのか、クロスファイアの威力が元々強いのか分からないけど、正直拍子抜けだ。
「倒せた! すごいです!」
「やった、たおせたー! おれのおかげだよな?」
と、尻もちをついたままこちらに顔を向けるたいき君。
「ああ。たいきの暗黒大旋風斬が決まったおかげだ」
≪ウェスタンベル城・謁見の間≫
『よくぞ予言の書を持ち帰って来てくれた! そなた達には褒美を授けよう』
そうして王様から報酬として一人ずつ手渡されたのは国王記念硬貨1枚とウェスタンベルのエンブレム。国王記念硬貨の使い道と言ったらNPCの店に売って換金するくらいしかない。価値は確か1万ヴィルだったかな。ウェスタンベルのエンブレムは次の街に行くための通行許可証みたいなものだったような気がする。
『だが危機はまだ去ったわけではない。冒険者よ、これからも自らの鍛錬を忘れないように』
そんな有難い王様のお話を聞いて俺たち3人は謁見の間を後にする。たいきはボスを自らの手で倒した(実際には俺が倒した)のでずっとご機嫌だった。
「たいきさん、ボスを倒すことが出来て良かったですね」
「うん、ありがとう。シエルさん、ユリアさん」
たいきはペコリと頭を下げた。
なんだ、素直なやつじゃないか。
たいきはまだ小学生だし、少々自分勝手というか周りを見ないで行動することあるけど別に悪気があるわけじゃないんだよな。だから何をしてもいいって訳じゃないけど。
「今度からは一人でも倒せるくらい強くなってから挑むようにしろよ?」
「うん。さっきも一人でたおせたしね。ばいばい」
こいつめ。
【パーティを解散しました】
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます