第60話 万歳
「 万歳 」
そこにあるのは
ただただ真っ白な心で
真っ白であることが大切で
真っ白でなければ三回も唱えるなんて
できやしなくて
だから
万歳は怖い
たとえ口パクだったとしても
周りから布ずれの音が聞こえていたとしても
漂流は無く
彼方まで届くような合唱で
三回も唱える心には何もない
だから万歳は怖い
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます