第58話 優先

「 優先 」


この道ゆがんでいないかと

真っ直ぐ見ているつもりでも

概ね進んで問題ないことは理解できる

寸分狂いの無いよう進んだとして

それにどれ程の意味があるか

概ね無いでしょう。

進んでください。

進むことが優先です。

そんなこと説明するまでもない。

自明のことだから。

証明もない。

公理でないことは判っている

だから

細かい部分は見ないで見ないこととして

真っ直ぐに見ていることとして

二本の足は動いている

二本の腕はつかんでいる

左脳も

右脳も機能している

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