第42話 等しい

「 等しい 」


それは避けて通れない

逃げられない

それがあらわれたら

全身で

受けとめるしかない

全身で浴びるしかない


逃げるには影に入るしかなく

影響のない場所を探している

何故隠れる必要があるのか

それはそれしか

生きのびることができないから

生きるとは?

死なないものが生きのびる?


それもよいかも知れない

そのような現実も

あるのかも知れない

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