第30話 ミミズ
「 ミミズ 」
ミミズが鳴いている処って
見たことがあるかい?
でも知っている
声がミミズの鳴き声だってこと
声?震えているだけ?
どこに声帯がある
母様から教わった
あなたが子どもだった頃
あれはミミズの鳴き声だよと
聴く度によみがえる
母の鳴き声?
声の全部は新しい生命で
其れは毎年同じなんだけれど
蒸し暑くなってくると
半分思い出している
ミミズが鳴いている
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます