第7話 ドーナツ
「 ドーナツ 」
客は
それぞれの
行為に耽って
飲み干された
カップのコーヒー
列車は
レールの継ぎ目を
烈しく
叩いて
ホームを出て行く
菓子パンを
口にくわえて
チャリに跳び乗る
女房は
鏡の前で
髪の手入れに忙しい
グラスの水は
同心円を描いて
テーブル上で
振動していて
朝の光りが
浮遊する塵を
静かに
斜めに
抱擁していた
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます