ある日常

宮内耀

第1話人間はどうしようもない

ある仮病の日ぼくは部屋のベッドに寝転んでいた。


仮病といっても全く痛くないわけではない。


無気力なぼくに為すべきものをなせと言ってきた。


堪らず僕は寝返りをうつ。


すると椅子に座れという。


誘導されるがまま椅子に座る。


あーなんて、僕はついていないんだテスト前なのに。


机にうつむく僕に今やらないと後悔するよ、と言う。


とそんなこと考えても人間は変わらないのだなぁ。


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