第36話原因。

メイクが起きてから風呂に入れ、いまは夕食をとっていた。


「こんなにしていただいてホントすいません。」


メイクだ。


もう一回言うが、メイクだ。


「普通に標準語話せるじゃん。」


俺が目をそらしながら言う。


「だってあの四天の騎士の1人やで!、妾には眩しすぎて目が潰れてしまうわ!。」


メイクが慌ててそう言う。


「....だってお姉ちゃん。」


そう言ってお姉ちゃんの方へユウトは顔を向けるとお姉ちゃんの顔が笑顔なのに真っ赤っかになっていた。


まるでリンゴみたいに。


ああ、照れてるんだなさすがに。


ふと我に返ったベルが次はメイクを褒めちぎり始める。


「そ、そういえばメイクちゃんって〜、学園内一の技師て聞いたよ〜それに、ユウトの義手も作ってくれてるんだよね?ありがとう!。」


いつもの感じでベルが話すとメイクから、


「ひゃうん!。」


変な声が出た。


「どしたの、風邪か?。」


俺がそう言うと、メイクは頰を赤らめて、


「いや、今まで妬みとかしか言われてこなかったもので、こんなに褒められるのが初めてでして、すごく....何というか....嬉しかったです....。」


....可愛すぎひん?。


ユウトとベルが同じことを思った瞬間である。


その後も一応楽しく食事が終わり、


「あ、今日も泊まっていきなよ!。さすがに今帰るのは危ないし、ね?。」


メイクは最初は遠慮していたが、お姉ちゃんに何度も説得された挙句メイクの方から最後は折れた。


いまは俺の部屋にいる。


もちろん義手のことについてだ。


「でさ、結局何で義手が爆発したの?。」


俺がそう言うと、メイクは右手人差し指を立てるとこう言った。


「まあ、簡単にいぅとユト、お前の魔力は流れが良すぎるんや。」


「改良するとすれば魔力炉を取り付けるくらいやな。」


へぇー。


ヨクワカンナイ。


「てことで爆発の件は解決したんや作り直すのにまた5日間くらいかかるから、テキトーにすごしときーや。」


「わかった、またアナウンスしてくれ。」


俺の予定はプリトウェンを強化することそのためには盾の使い手、即ちクルルの協力が必要である。


あと、槍使いのリンにも頼みに行くか。


メイクの予定は義手の改修である、案はもう出ているらしい。


嬉しいかぎりである。


「えーと、すまないな。」


さすがにお礼くらい言わないと色々人間として終わってるからな。


ユウトがそう言うとメイクは顔を赤らめて、


「ば、ばか!、こういぅのは義手が完成してからや、まあこの後の実験道具もユトにはモルモットになってもらうけどな。」


まあ、それもそうだよな....。


「て、おい!。」


驚くユウトにメイクは目を逸らしておやすみぃーとか言いながら布団へ直行した。

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