扉と悲劇
崎岸ささき
1冊目「龍を喰らった世界(上)」
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何時もより味が濃くて美味しい料理を食べた。毒ぬきが必要ない新鮮なお肉って聞いた。すごく美味しくてまた食べたいと言ったら希少な部位だからまた次回にと言われた。
明日は巫女龍としてのお仕事を初めてするから、そのためのご馳走だったみたい。
周りで他の子達が賑やかにご飯を食べてて、窘められてた。龍足る者、マナーは大切よね。
昇龍祭の夜にもご馳走が出るらしい。たのしみ。
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コメント
本日の調理を担当した篠里(しのり)です。
巫女龍様におきましては毎回料理を完食頂いているようでスタッフ一同、仕込みをしてきた甲斐がありました。
昇龍祭を2日後に控え、調理スタッフ代表として今回コメントさせていただきます。
この度は巫女龍ご即位おめでとうございます。
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この後、昇龍祭がある。此処で書く日記はこれで終わりだと聞いた。寂しい。
寂しいといえば、朝、2日前の賑やかさが嘘のように今日は食卓が静まり返っていた。検査のために丸一日居なかったから楽しみにしていたのに。
おかしいな、何だか胸がモヤモヤする。お昼まではそんなことなかったのに。
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コメント
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