ファイルNo.8.兵士を救助したい←わかる 特殊部隊を送りたい←わかる 輸送用の箱で運ぼう←???(短編)

気になってる人もいそうなので先に言っておくと、ここでコアな珍兵器とかばっかり紹介するのは……面白いから!

 今回は投稿から2時間くらいで仕上げました。内容も薄かったので。番外編なので、赤化したあの人たちは登場しません。

______


 リューゲル「ふぅ……。やはりソーセージは最高ですね」


 中の人「…………」


 リ「……?いつもだったら反応があるのに……」


 中「——!!これだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!!!」


 リ「ひぇっ!?ど、どうしたんですかっ!」


 中「リューゲルゥッ!!こいつを見ろッ!!」Pad顔面グイグイ


 リ「あ、あびゃ……。……こ、これ……なんです?白い……箱?

 というか、どうしてこんなものを急に……?」


 中「さっきコメントを見ていたら、随分と英国紳士が多かったようでな……日々いろんなサイトをストックしていたわけだが、そのストックしていたサイトの一つにこれがあったというわけだ」


 リ「は、はぁ……でも、この写真見た限りだとアパッチのパイロンに細長い箱がついただけのものに見えるんですけど……何がおかしいんです?」


 中「それはな……こっちを見ればわかる」Padスッ


 リ「……えっ。えっえっえ。なんですこれ……。箱の中に……人?」


 中「うむ。このブツの名前は”Exint Pod”と言ってな。F-35だかハリアーだかAH-64だかのパイロンに装備し、負傷兵の運搬や特殊部隊の輸送を行える拡張キット的な何かだ。カラーが気に入らないご夫婦のために、カラーバリエーションもまぁまぁな量用意されている」


 リ「紹介する側が自信ないってどうなんですか……。ま、まぁそれはいいとして、ですよ。

 これの開発経歴はどうなってるんですか?」


 中「いいことを聞いてくれたな!

 この”Exint Pod”は、ロンドンのアクトンに本拠を置く航空機コンサルタント会社AVPRO U.K. Ltdが1990年代に考案した、特殊部隊を輸送可能なキットだそうだ。90年代後半には英国国防評価研究機関の試験で、プロトタイプポッドがBoscombe Down研究施設のシーハリアーに搭載されたらしい。結果は悲惨なもので、胴体に近づけたら騒音がひどいわ、胴体から離したらGで色々やばいわで、結局存在が忘れられたらしい!」


 リ「いやいやそれダメなやつじゃないですか!」


 中「まぁそうなんだがな……。が、まぁこれは歴史を繰り返してしまった、と言える例ともいえるだろうな。」


 リ「は、はぁ……。それはまた何故?」


 中「二次大戦中にも、イギリスはスピットファイアで同じことを試したらしいからな」


 リ「えぇ……」


 中「ついでに言うと、ドイツも同じことをスツーカとかBf109で試してた。」


 リ「ファッ!?……ドイツ……しゅごい!」


______

参考サイト

http://blog.livedoor.jp/janome_gotyou/archives/cat_136375.html?p=2

https://en.wikipedia.org/wiki/Exint_pod

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る