初恋 詩集

蟷螂

死んでいたなら

すやすやと眠るきみが

いつの間にか死んでるとしたら

僕は嬉しく思うでしょう。


生え揃った長い睫毛

少し乾燥した唇

全てを愛おしく思うでしょう。


きみと手を繋ぎたい

何をする訳でもないですが

ずっと繋がっておきたいのです。

ゆっくり、ゆっくり

きみとの思い出を懐古するでしょう。


きみと接吻キスがしたい

いやらしい思いは更々なくて

ただ好きなだけなのです。


きみとセックスがしたい

接吻をしてしまった僕には

歯止めが効かないでしょう。

熱く、きみを抱いてしまうでしょう。

でも、いやらしい思いは

更々ないのです。


でも、きみはまだ生きているから

僕はこのまま、きみを思うしかないのです。

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