第6話 プール回2
少し落ち着きを取り戻しプールの近くでレジャーシートを広げたら
「お兄ちゃんちょっとお願いがあるんだけど日焼け止め背中に塗ってくれない?」
えっ?それはまずい 何がかは言わないがモノが元気になってしまうではないか?
そんな事御構い無しに日焼け止めを渡された覚悟の上手のひらに出した。
心の中で無心、無心、無心とひたすら唱え続ける。
加奈の背中は小さくシミや傷など無くすべすべだっだ。
くすぐったいのか時折出る吐息がまたこちらを刺激してくるが、ここで元気になったら加奈に白い目で見られるような気がして理性で抑えている。
一通り塗り終わったので今度は交代して俺の背中も日焼け止めを塗って貰った。 柔らかな手のひらの感覚が背中中に広がりくすぐったさからすぐに終わらせて貰った。
準備ができたらプールへと向かう。
まずは定番である流れるプールからだ。
加奈に浮き輪をさせて俺が浮き輪に掴まりながら流れるスタイルだ。
以外にも加奈との距離が近くドキドキが止まらないように感じた。
たわいも無い会話をしつつ流れに身を任せると言うのは、以外にも楽しかった。
その会話の中で
「ねぇ、お兄ちゃん? 彼女っているの?」
ちょっと狼狽えながら
「今はいないかな」
誰もいた事が無いのに強がってみる。
「じゃあ好きな人はいる?」
これは困った。 この時点で加奈って言いたいが言ってしまったらこの関係が崩れてしまうかもしれない。
本当に心を決めた時はちゃんとした形で加奈に自分から告白したいから
「いる事はいるかなー」
微妙な返答になったが
「ふっふーん。そっそうなんだー」
なぜ加奈が動揺してるのだろう?
お返しとばかりに
「加奈こそそう言う人はいないのか?」
出来れば聞きたくない事を聞いてしまった。
ちょっと顔が赤くなりながら
「お兄ちゃんって言ったらどうする?」
顔が赤くなって えっ? 本当に?って聞き返したが
「お兄ちゃん可愛いっ、やっぱりひーみつ」
この瞬間、完全に加奈の魅力に落とされてしまったのは言うまでもない
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