"私"の話への応援コメント
表現が面白いなあと思いました。
特に、
絵の具に大量の水を入れたかのような薄っぺらい色で、ふよふよと根無し草のように漂っては消えてしまう。
という文章。
薄っぺらい色とかふよふよという表現とか。考え付きそうで考え付かない。でも、突飛ではなく、世界観にハマっているのが素敵だなと思いました。
泡。がなんなのか、というのを考えるのがこの作品の肝だなと思いました。
私は「言葉」かなと思いました。知らないところでは漂ってこないっていう部分で、この人は成長して故郷を出て、知らない人に囲まれて、自分に向けられる「言葉」もなくなってきたんだなあと感じました。
作者からの返信
詩一様
コメントありがとうございます。
この話は一番ストーリーというストーリーが無いので、表現が面白いと言っていただければそれだけで書いた甲斐があります。
また、作品について考えていただけるのもありがたいですし、嬉しいです。ありがとうございます!
澄んだ言葉の、その下はへの応援コメント
「良い小説は、読者にそれが自分のために書かれたものだと錯覚させる」と言われたりもしますが、僕にとってこの作品はそういう感触でした。
多くの人間にとって、他人の幸せとは衝撃的な情報です。それもSNSという形で伝わったなら、おそらく実際よりも増幅されて強さを増しているはずです。おもわず自分と比較せずには居られません。その他人が親友であったならなおさら。
衝撃を受けた後は時間が経たないとなかなかそうは思えませんが、実は孤独な人間は日本中にたくさんいます。そして孤独な人間は、小説のなかの「私」の想いに触れることによって、一つの連帯を得られるのです。
(自分も「私」と同じ状況なら「おめでとう」としか言えないだろうとおもう人間が書いた、すこし遠回しな言い方の感想。要はとても共感しましたってことです)
作者からの返信
返信が遅くなってしまい申し訳ありません。
ありがとうございます。
人の不幸は最高の肴と言われますが、人の幸福を見た時の感情ってなんか複雑ですよね…笑
共感していただけたのなら嬉しいです!