僕と私たちの物語
行こう、さぁ
僕と私たちの物語へ…
大人たちは今日も僕たちにこう言うよ
「人間は幸せですよ」と
人間は幸せとは限らないし そう言う大人たちは幸せそうな顔をしていない
僕たちは幸せではないし 退屈な日常を生きている
ふと 食事と睡眠で命を繋がれることに疑問を覚えるんだ
僕は何のために生きてるのかな って…
僕達は幸せではない 毎日学校に行ってご飯を食べてお風呂に入って寝るの繰り返し
新鮮味も刺激もない 安全圏内の生活にもううんざりだよ
新しい僕になりたいけど なれはしない
こんな生活は つらいしもううんざりなんだよ
一体どうすればいいのか? 自問自答の繰り返し
呼吸をすることさえ辛く感じる
一体どうすればいいのか? そろそろ教えろよ…
私はどうしたらいいんだろう
『一緒に抜け出そうよ』 私の中の悪魔がこう囁く
大人が嫌いで 家族や友達と話すだけでも億劫になってしまう
でも悪魔の囁きに従ったら どうなるかわからないし…
自分で死のうと 思ってしまったこともあるけど出来はしない
欲しいものがあっても 母は『ダメだよ』と否定される
何でもかんでも否定されて そろそろもう限界だよ
もう悪魔の囁きに従ってしまおうか 私はそう思った
もうこの生活はうんざりだよ 私の中の何かが私に訴える
私の目から涙が無意識に溢れ出して 黒くて赤い色に染まる
頭の中で 自分自身の体を引き裂いた
この生活は嫌だよ 何でもかんでも否定するあなた達が嫌いだよ
私は心の中でそう叫んだ
『助けて。』 無意識にそう言ってしまった言葉は、確かに誰かの耳に届いた
私はそう思った…
僕と君が夢の中で会った 私とあなたが夢の中で会った
助けてと叫ぶ私に あなたは助けてくれた
助けてと叫ぶ君に 僕は助けた
救ってあげるよ ありがとう そう僕と私は言った
その日から 僕と私は反逆者になった もう大丈夫だよ と言うあなたの声に私は救われ ありがとう と言う君の声に僕は救われ
一心同体になったんだ もうこれからは離しはしないよ大丈夫 もうこれからあなたと一緒にいるから
これは 僕と私たちの物語…
行こう 想像の向こうへ…
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