第2章 〜春〜
Rin
第2章 春
さくら
毎年、家の庭に咲くサクラ
その輝きは、
少しくすみかかった
ピンクだ。
だけど、なぜ、あんなに
美しく、「こころ」が
晴れわたるのだろう。
道端に、絨毯のように
ひろがる、ピンクの花びら。
私は、今日も空を
見上げ……………。
そう思った。
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