恋愛詩的な何か
きっと
好きという感情が分からないんだ
親しいと何が違うの?
そんなことを問う相手はいない
動物や
植物や
無機物と結婚した人に聞いてみたい
「好きって何ですか」ってさ
ある人が言ったんだ
『親しいと好きの違いはそこに愛があるかどうかだ』
愛?あい…AI…
私の中でこだました
愛は好きで、好きは愛
私の中でループした
そして静かに崩れ落ちる
バラバラになったかけらを拾ってみても
そこには誰も映っていなくて
バカみたいな顔した私が一人
間接照明に照らされてる
国道を走るうるさいバイク
今だけは彼らが羨ましく思えてくるな
走り出して解決するなら喜んでやるさ
静かに酒を飲んで煙草を吸う
この瞬間はもちろん「好き」
でも残ったのは眩暈と少しの幸せ
今はそれだけが頼りなんだ
私が「愛」を知る日は来るの?
アダムとイブはさ
二人しかいなかったから愛を知ったわけで
アダムでもイブでもない私は
愛を知り得ないんだ
それは林檎を食べていないからに違いない
きっと
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