第24話

自宅ではない何処かの家の屋根の上に焦げ茶色の大きめの猿のような生き物が突然現れて、私は思考せず咄嗟にその生き物目掛けて石を投げた。直撃、鈍い音とは裏腹に猿の反応は薄く、それでも次弾は当たりたくないのか逃げるように屋根から降りた。凄いスピードで、次に投石をする頃には猿は私の目の前まで近付いていたがそのまますれ違い、逃げていった。私はそのすれ違いざまに2投目を当てたがやはり反応は鈍かった。


逃げていく後ろ姿をよくよく見るとその生き物は猿ではなく、限りなく人間に近いなにかだった気がした。


という夢を見たので書き残した、という夢を見るという、頭のおかしくなりそうな夢の重ねがけをくらった。

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