第10話
このシャコは幻のシャコなんだ。黄金に輝くんだよ。と誰かが行ったのだが誰が言ったのかは全く覚えていない。目の前の二三センチ程のシャコは脱皮を終えて透明な状態から徐々に色が着くのだが色が金色に変化しているようには見えず段々と黒ずんでいるように感じた。
完全に黒になったと思ったその時、シャコは30センチ程に一瞬で巨大化し私に襲いかかってきた。耳元でキィキィと関節の節々が軋む音が恐怖を醸したてた。関節の間をよく見ると黄色にも見えた気がしたがそんな事はもう、どうでもよかった。
起きてもしばらく寒気が止まらなかった。
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