最終話 Te Mundo
あの人が死んでしまった。いつも何か孤独で、どこか冷めたような不思議な人。いつも私のそばにいてくれた。この人は私のことを好きだ、そう気づいたら、少し思わせぶりな態度をとる。いつもこれでみんなあかりに群がる虫みたいに寄ってくる。彼も所詮そんな凡人の一人だった、彼は違うかもしれないと思ってたけれど、勘違いだったようだ。やっぱりここは私の世界なんだ。
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