新入部員

「ねえ、四葉ちゃんは中間試験の結果どうだった?」


「私はこの前とあまりかわらないよ~。

真智ちゃんは試験の結果どうだった~?」


「あたしは数学と理科系の科目以外は全滅~。

日本史と地理は追試確定だし。

ああ、暗記教科なんてこの世に無ければいいのに~」


「真智は暗記教科てんで駄目だもんな、ドンマイ。

一緒に追試受けようぜ」


「そう言うそらは、赤点教科3つもあるじゃん!!

大丈夫なの?」


「あたいはスポーツ推薦狙ってるから

大丈夫大丈夫!」


「推薦でも赤点取ってたら大丈夫じゃないでしょ」


「大丈夫、気合いでなんとかするから!」


「『気合い』ねぇ~。体育会系の人って『気合い』や『根性』って言葉がホント好きよね~」


「おうよ!

気合いと根性で人生なんとかなる!」


そらには悩みとか無さそうで、

幸せそうだね」



「そっか? ありがとな。

あれ?

数学は理系の真智のほうが点数がいいと思ったけど、文系の四葉のほうが点数いいんだな?」


「え、マジ?

ホントじゃーん!ひど~い!全くだよ~!

あたし、得意教科は数学と物理、化学だけなんだよー!

他の暗記科目は全滅だし~。

ねえ四葉ちゃん、どうして?」


「真智ちゃんはきっと問題を解くときにあれこれ深読みしすぎなんじゃない?

もっと単純に考えて答えを出していったら

数学とかはわたしより真智ちゃんのほうが点数よくなるはずだよ~」





『ドンドン!』

その突然の激しい音と3人が反射的に振り向いた瞬間はほぼ同時だった。

 廊下から部室のドアを激しくノックする音だ。

その激しい音が連想させる恐怖感は真智達を元の世界に引き戻すのに充分だった。


「随分激しいノックだけど、あたし達以外で普段この部室に来る人って他には部活の顧問くらいしかいないし。

 だからきっと谷先生……だよね?

あたし、出てくる」


「真智、サンキュー!」


???

「尋ねたいことがある!」


「は~い、今開けますから

ちょっと待ってくださーい!」


そう言って部室の入口のドアを開け真智だったが……、




(え? どうして……?)


「お、お」

『バタン!!』


 真智は目の前にある状況が全く整理出来ず、

思わず入口のドアを閉めてしまった。


https://kakuyomu.jp/users/buzenguy/news/16818093088288908408

・真智

明るく元気で好奇心旺盛なリケジョ中学生。

背は低く、右上でこげ茶色の髪を短く結んでいる。

服装は赤と桃色の半袖ちゃんちゃんこと半ズボン。

靴下は履かずワラジを履いている。


•四葉

ゆっくりと眠くなるような話し方をする。

真智のクラスメイトで同じ部活に入った。

但し文芸部との掛け持ちである。

真智を含めた仲良し3人組の一人。

表の顔は頭も良く運動も出来る天才少女だが、

裏の顔はなにやら困った性格らしい。


そら

https://kakuyomu.jp/users/buzenguy/news/16818093088289321160

仲良し3人組の一人。

バリバリの体育会系で、男のような話し方をするボーイッシュな女子。

陸上部との掛け持ちで科学部に入部した。



※今話のエピソードは全年齢版バージョンです。別タイトル

【憮然野郎 本編作品(全年齢版)の男性向け編集バージョン】の中に、

上品とは言えないようなネタも含めたバージョンの代替エピソードを収録しています。


————————————————————

【登場人物】

真智まち

•四葉

そら

———————————————————————

◆あとがきコーナー◆


【アニキャラ ネットで人気投票、

企画は 炎上カオスたて祭りけり】


「みなさん、こんにちは!

※いつも『5次元少女』を読んでいただきありがとうございます」

当初はシリーズ作品

『心層科学ファンタジー5次元少女』

内の一部として第5章に連載していました。



ここで、私四葉と~」「あたい、そらが」


「5次元少女 人気キャラクターランキング10※?

を発表したいと思います!」


※? 注 投票は作品中の架空の設定であり、実際に投票・集計した訳ではないことを前もって説明お詫びさせていただきます。


「よ~、待ってました! パチパチパチパチ


じゃあ、あたいがランキングの10位から6位まで言うな。


まず、

『第10位』は、じゃん。


【入院してるはずの母の存在を否定した

病院の医療事務員さん】


って、あれ?」


「なあ四葉? そんな人話に出てきたか?」


「ちょっと待って、今、小説読み返してみる~。

……、


あったよ~!


第一章のだいぶ最初のシーンみたいだね~。

ひかるさんが仕事中に違和感を感じてて、

仕事が終わってから病院に電話する場面があるんだけど~、

そこで、ひかるさんの電話に出た病院の人ね~!」


「それ、脇役モブってレベルじゃないやんけ!」


「そうねぇ~? でも、そこまでよく覚えてくれてるってことの

ほうがある意味凄いね~!」



「じゃあ次。

『第9位』 じゃん!


【愛理栖のおばさんの家の玄関の引き戸】


「……。

コレじゃない感半端ないのはあたいだけ?」


「う~ん、もう動物を通り越して生物ですら無いよね~」


「やっぱりさ、書く人と、読む人の感じかたって

違うんかな?」


そらちゃん?

読者の匿名希望GBさんから、

『今の遅い時間はたくさんの嫁達の相手で忙しいから

進行を巻け!』って苦情が入ってるわ~」


「たくさんの嫁達っておい!

まるでブルジョア階級のイスラム教徒のような

その多重婚読者はムスコの体力 どんだけ有り余ってんだよ!」


そらちゃんそらちゃん?

多分、その人が使ってる『嫁』っていう言葉は

そう言う意味とは違うんじゃないかな~?」


「ちがうん?

まあ、巻け言われてるし、次いくな。


『第8位』 じゃん。


【ヤスー携帯】


これも、まあ人じゃないけど、

まあなんとなくわかる」


「商標上の問題とか、特定の組織や人、物を事実と違うように書いて迷惑をかけてしまったら悪いから、直接の名称を使わないことが多いみたいね~」


「巻いていくな~次。

『第7位』 じゃん。

【真智の親戚のおじさんとおばさん】


脇役モブキャラだけど、久しぶりの人間登場でなんか嬉しいな~」



「クスクス、そうね~。

真智ちゃんのおじさんとおばさんは普段は遠くの田舎に住んでるらしいけど、愛理栖ちゃんが来てからみんなでタイムカプセルを埋めるまでの期間は、

消えてしまった両親の代わりに同じ家で暮らしてたみたいよ~」


「ふ~ん、そうだったんだ。

じゃあ次いくな。

『第6位』 じゃん。


【永山博士の演説に意見を言う農家のおじさん】


これも、あたいと四葉が真智の部員になる前やな」


「あれ? そらちゃん陸上部と掛け持ち大丈夫なの~?


真智達の部活には行きたい時しか行かない幽霊部員だから大丈夫」


「そうなんだ~。

人気投票の解説に話を戻すね~。


農家の人達の意見も確かに一理あるよね~。

でも実際は、大正時代に農民の代わりに税金を払っていたのは裕福な農地の地主で、

貧しい農民は、地主の農地で作った農産物の一部を地主に小作料として現物で渡していて、税金を国に支払う場面はあまりなかったらしいわ~」


「四葉詳しいなぁ!


じゃあ、次代わってや」


「私の番ね~。

じゃあ

『第5位』

【歴史図書博物館のガイド アンドロイド】


第0章でクオーリアさんが、ドーラ人の事について図書博物館に調べに行った時に、受付にいた案内ロボットね~」


「そう言えば、そんな場面あったなぁ」


「その星では私達の地球よりも科学技術が発達していて、

本はもう使っていないみたいね~。


その星のアーレスさん達の時代はちょうど

オイラーの等式 や リーマン予想 等の

科学の未解決問題についての統一解が次々に解きあかされた時代だったらしいわ~。

ここで一つ問題があって、科学の未解決問題の特性を利用して今まで使われてきたコンピュータープログラムの暗号技術の機密性が意味をなさなくなってしまって、個人情報等の重要な秘密情報はアナログ保管に立ち戻ったらしいわ~。

だから、ノートと筆記用具は科学技術が進んでも無くならないって言われているらしいわね~。


長くなってごめんなさい~。次は、


『第4位』


【作者が描いた下手くそなグラフ】


作者の人からコメントをもらっているわ~。


『理解しずらい下手くそなグラフについては

申し訳ありません。

パソコンで綺麗に書いて差し替えることを

検討中です』


らしいわ~」


「作者、字汚ったねぇ~なぁ」


「次いくね~

『第3位』

鬼山きやまさん】


第1章の最初のところで出てくる ひかるさんと同じ職場の従業員で、ひかるさんが苦手な人ね~」


「そう言えば、鬼山さんって消えたよな?

消えたままなのか?」


そらちゃん、第1章 最後までしっかり読んでないでしょ?」



「バレたか」


「愛理栖ちゃんが見えなくなって会えなくなった後、

ひかるさんがモノローグで説明してるよ~」


「そうだったっけ、ハハハ」


「次ね。

『第2位』

【誤字脱字が多過ぎて目もあてられない作者の文章】


作者の人からのコメント読むわね~


『本当に申し訳ありません。

真剣に受け止めて改善に努めていきます』


作者さん、お願いしますね~」


「ホントそうやわ!

最近の文章やけどな。

うち そらや真智、四葉が出てくる文章で、

うちの名前を第1章のそらさんと間違えてるんやで?

ホンマ酷いわ~。

四葉はこれどう思う?」


そらちゃん、まあまあ落ち着いて~。


じゃあ最後発表するね。


『第1位』

【アーレス達の詰めの甘い施設侵入のアイデアに、

空気を読んであげた 処刑場の紳士な警備員達】


確かに、あんな単純な作戦に引っ掛かかる人は

そらちゃんか真智ちゃんくらいじゃないかな~」


「四葉、声が小さくて聞こえんかった。

今のもう一度言って?」


「嫌~」


「え~? なんで~?

教えてくれてもいいやんかぁ!」

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