第9浴 恐怖!シャンプー男出現!
みなさま、毎日お風呂楽しんでますかー?(挨拶)
前回の話で、時々従業員控えの部屋に「この客が××するから気をつけろ!」という意味で監視カメラ映像をプリントした写真が貼られている、と書きました。
今回はそんな、人相手配ファイル(?)のひとつをご紹介。
◇ ◇ ◇
その男性は、従業員たちから「シャンプー男」と呼ばれています。
何をするのかというと。
毎週ほぼ同じ曜日の同じ時間(私の勤務時間外)にやってきて、浴室シャワーに備え付けられているシャンプーやボディソープのボトルの中身を、何本も何本も、大量に捨てていくのです。
何かに詰めて持って帰るんなら、まだ理由はわかる。しかしこの人の行動は理由がさっぱりわからない。誰得よ。
従業員がシャンプー残量チェックに回るとき、この人が通ったあとに来ると
「なんじゃこりゃー! シャンプーがほぼ空になっとるー!」
と、驚愕する羽目になります……。なんなの? ストレス解消?
人相は割れてるんだけど、なかなか現行犯注意までできないみたいです。一万歩くらい譲って、比較的空いてる平日だからまだいいけど。混んでる休日に来たら泣くわ。
◇ ◇ ◇
シャンプー捨てるお客といえばこの人くらいだけど、男性客の中には、本当に捨てたかもしれないと思うほど大量にボディソープを使う人がたまに出没します。
なんでだろう。好きなだけ使えるんだったら大量に使った方が得ってこと?
そんなことしたらかえって肌が荒れる、ってことは女性の方はわかってるので、女性客で大量使いする人はほぼいません。その代わり、女性は容器に詰めて持って帰ったりしますけど(汗)。
大ざっぱに言うと、現実的な損得に目を向けて、そのために手間を惜しまないのが女性。タダならなんでもいいから使ったれ! となるのが男性なのかな、と。
以前たまに来てた男性客は、毎回決まったシャワー席に何時間も座り込み、ひたすらひたすら、ずーーっと体を洗ってました……。普段お風呂入ってないんだろうか。失礼ながら、髪長くてちょっと浮浪者っぽかったし。そんな「洗いだめ」したって、意味ないどころかかえって肌や髪によくないのに。
当たり前だけど、シャンプー類はちゃんと適量を使うようにしましょうね。
みんな守ろうぜ、温泉マナー!
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