偽物の太陽
廻り 道に降る
目には見えぬ手綱を握り 今ここへと押し留める
廻り 街に降る
目には見えぬ力を与え 今ここへと水を呼ぶ
変わらぬまま変わり続ける 奇跡とさえ聞こえる歌
思い出す 空と海に響いた声を
昨日に出会ったような あの日の太陽を
昔に出会ったような あの日の太陽を
廻り 人に降る
誰も知らぬ秘密の業で 今ここに僕を造る
廻り 森に降る
誰もが知る秘密の業で 今ここに命を造る
変わるがまま変わり続ける 奇跡とさえ聞こえる歌
思い出す 光で影を焼いた声を
無邪気に笑うばかりの 幼き太陽を
今生まれたばかりの 幼き太陽を
思い出す 星の語りに似た声を
食卓の席で笑う 哀れな太陽を
嫌われるばかりの 偽物の太陽を
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