蟹が人間のパートナーになる社会の日常模様

Wkumo

プロローグ・140字蟹ラノベ1 とある高校生の日常

 パンをくわえて走った角でぶつかったのは、

「君!」

「蟹ぃいいい!?」

 蟹だった。

「そんなに急いでどこに行くんだい」

「学校! 見てわからない!?」

「それは失礼」

「もー邪魔なところに立たないでよね! それじゃ!」

「ははは、また会おう」

 パンをくわえなおし慌てて駆ける。

 学校に着いて、思った。

 あの蟹、「また」って言ってた…?

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