『タイトルを記入』

流れ星、ふりかけるステーキ滴る肉汁

キラキラキラキラ

目に輝かしい、電気光の反射の駆け抜ける

烏賊のような表面にぬめらんとして

気熱の溶けるよう

または、世界樹、淡々と支配する

精神の石

そこには繰り返しの重さがありまして

自分で自分を背負うのは

存在という面でも身体的にも精神的にも

少々、重すぎてなりません

だからステーキを食ってやりました

よく使われて硬くなった茶色い机

古い骨のよう

その上、ふわりと降りた紙ナプキン

の上、

目を光らせた濡れたナイフと

フォークを置きますと

古代インドの宇宙が展開しまして

亀やら象やらが我々を支えてると、

機械、

満腹になりますと、歯車が

ガラガラと動き出します。

影の人物(過去にあった誰か)が

背中からそっと私の鍵穴に銀の鍵をさす

ズームアップする目玉

カラカラカラカラ

アニメーションが映る

初恋相手はいつでも

ラファエロの描く聖母のようでした

彼女は悪魔的な少年を抱えさせられる

→今にも妖しい舌で世界の肝を舐めそうな

長い舌だ

そうやって廻っては生き方を模索する

いかにしてくっきりした銀蠅のような自我を

飼いつつ

自然に溶けるか

エプロンには肉汁がしみをつくっていた

破壊風論

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