日常1
どこにでも居るような大学生だった
大学に行き友達とふざけ合い、そこそこ講義に出てはサボる日もある
酒を飲みタバコを吸いギャンブルを嗜むどこにでもいる大学生
今はそんな学生は珍しいかもしれないが
そんな大学生
真面目とは言えないがありふれた大学生であった
ありふれた大学生がやることなど限られてくる
例に漏れずバイトを探したのだ
大学生は考えたとりあえず何かしようと
何も考えず時給が良さそうな所を探し申し込んだ
次の日には向こうから電話が来て履歴書を持って来るようにと言われ面接
そのまま採用が決まった
大学生はバイトを始めた
それは本当に些細な一日で
どこにでもある日常で
誰も注目しないありふれた日だった
そこで彼は出会ってしまったのだ
素敵な人と
これが俗に言う一目惚れと言うやつだろうか
彼は初めての経験に戸惑いながら
確かに湧き上がった思いを噛み締めるように
その思いをそっと胸の奥深くにしまい込んだのだった
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