第398話 VS夸父(その6)
オガ1の回りに濃厚な妖しい魔力が溢れ、魔力は邪気に変わって行く。
黒い邪気にに隠れたオガ1。
黒い邪気が薄れていくと、オガ1は悪魔モラクスに進化していた。
オガ1「オーガであることに誇りを持っていたが、ここで負けることも自分で許せない。さあ、進化した力を見せてやる。」
悪魔モラクス。
筋骨隆々の黒い肉体。
下半身はアダマンタイトの鎧が残っていた。
顔は牛。二本の鋭い角。
1対2枚の黒い翼。
悪魔モラクスに進化したオガ1はサイクロプスに向かい飛翔した。
ライゴーの横から迫るサイクロプスに二本の角で体当り。
サイクロプスを吹き飛ばす。
オガ1「ライゴー、待たせたな。」
ライゴー「オガ1さん、随分変わりましたね。」
オガ1「陛下に頼み込んで出撃したのに、負けるわけにはいかんだろう。」
ライゴー「ごもっとも。」
オガ1とライゴーはサイクロプスを蹂躙し始めた。
振り降ろすサイクロプスも棍棒を握る手を掴み振り回す。
ライゴーはサイクロプスを斬り裂く。
サイクロプス達は倒されていった。
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一方、ギガンテスが迫るゴブリン軍。
ギガンテス。
フルプレイトアーマーを来た巨人族。盾と炎を纏った大剣を持つ。
ゴブリン達では数では勝っていても、傷を負わせることm出来ずじり貧。
孤軍奮闘するゴブ1。
ギガンテスの大剣を躱すし跳躍し喉元に剣を突き刺すも、避けられギガンテスの鎧に跳ね返される。
そこに登場した勇者タクミと勇者ハーミア。
タクミ「ゴブ1さ~ん。助けに来ました!」
勇者ハーミアと勇作タクミの聖剣が煌めく。
勇者タクミの聖剣は聖刀。
樹海帝国の技術を結集し、日本刀を聖剣に仕上げた。
斬る事に特化した武器。
ギガンテスのフルプレートアーマーをも斬り裂く。
ギガンテスの腕を脚を首を斬り落とす。
勇者ハーミアの持つ聖剣は大剣。
かつてオニバルに叩ききられた聖剣を樹海帝国で再生した。
大剣を自由自在に振り切り、ギガンテスを斬り刻む。
ゴブ1「俺も負けてられないな。」
ゴブ1もゴブリンである事を矜持に、ゴブリンの国を支えてきたが、樹海帝国最大の戦いに自ら志願し参戦している。
躊躇していた進化の封印を解く。
ゴブ1は悪魔ロノウェに進化した。
悪魔ロノウェ。
その姿は鬼。1対2枚の黒い翼。悪魔の尻尾。長い手足。
ゴブ1は飛翔すると、ギガンテスの背後に降り立ち。
長い腕でギガンテスの首を捻り千切る。
ギガンテスの炎の大剣を躱す。
尻尾でギガンテスの腕を絡めとり、首に手刀を突き刺す。
勇者ハーミア、勇者タクミとゴブ1はギガンテス達を蹂躙した。
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