第41話 VSゴブリン軍(その4)

ゴブリンキングがいる本隊が駐留している北の集落に向かう。


俺は2mになっているリザに乗って進む。

リザの頭に50cmのライゾウがとまっている。


ウンディーネ、シルフ、サラマンダー、ノームも50cm程度の大きさで俺の周りをふわふわ浮かんでついてくる。


エルフと契約していた数百年は、全くレベルアップ出来なかったので、今回レベルアップをして大喜びだ。


進む度にその地下のダンジョンの道も延びていく。


戦闘している場所をダンジョンにしたい為だ。

戦闘開始後その地域一帯をダンジョン化する作戦。


本隊の攻略は慎重に、後は迎撃された場合、戦場が集落になるとは限らないので、臨機応変に対応で来るようにね。


リガール「とうさん!リザードマンジェネラルに進化しました!力がみなぎるようです。」


リガント「おお!それは良かった。儂と同じになったのう。

ヒロト殿のスキルは恐ろしいのう。

一度の戦闘で新兵も歴戦の猛者になってしまう。

リザードマンソルジャーのリガールがリザードマンジェネラルになってしまうとは。

兄のリガリアはリザードマンナイトだから、一気に抜かしたのう。」


父子の会話を聞いていた俺は、コカトリスに乗っているリガントに並走して、話しかけた。

「歴戦の猛者は言い過ぎですよ、リガント将軍。左目はいつから失明したのですか?」


リガント「ヒロト殿、かれこれ20年ぐらい前になるかのう。」


「片目だと遠近感がつかめないので、不便でしょう。」


リガント「そうなのじゃ、一瞬で勝負をつけないと、危ないときはあるのう。」


「これから決戦になります、憂いは無い方が良いので、左目を入れませんか?通常の目より戦力UPしますよ。」


リガント「むむ、そんな事も出来るのか?」


「はい、但し俺の眷属なので、俺と敵対する時は使えませんが。」


リガント「がははは、それは要らぬ心配じゃ。分かった良しなに頼もう。それと儂も眷属にしてくれ。」


「え、それは大変嬉しいのですが、蛇王様に断らなくても宜しいのですか?」


リガント「良いのじゃ、それも選択肢の1つとして、儂の判断に任されておる。

念話もあると便利そうだしのう。

レベルアップも速いし、ゴブリンキングを倒せば進化出来そうじゃ。

蛇王様も羨むだろうて。」


「それは、有難い。では早速。」


俺は今回の戦いで進化した、まだ名もないイビルアイをリガント将軍に憑依させ、リガント将軍を眷属化した。


リガント将軍はオッドアイになり、目を上から下に斬られたような傷は残っているが、目を開いている。


リガント「おお!見える、見えるぞ。そうか鑑定、魅了も使えるのじゃな。」


「その上、イビルアイも進化すれば更にスキルが増えていきます。」


リガント「おお、有難や。ん!なんだか力がみなぎるぞい。急にステータスもアップしたようじゃ。」


「それも、俺のスキルです。眷属になるとステータスが2倍になります。」


リガント「それは凄いのう。ヒロト殿、儂の事はリガントと呼び捨てにしてくれ、口調も部下に対する口調が良いじゃろう。配下に敬語では示しがつかん。」


「分かった、リガントこれからも宜しく頼む。」


リガント「承知いたしました。」


敵の斥候が出ていたらしいが、小蜘蛛達が見つけてコボミ達が倒していく。

情報は与えないようにしないとね。


スパが近くに現れた。


スパ「ヒロト様、私もアサシンスパイダーに進化出来ました。

有難うございます。

それはさておき、ゴブリンに動きがありました。

2000、2000、3000の3隊に分かれました。

3000が本隊の集落で待機。

2000の2隊は東西に別れて進軍。

本隊に攻撃された際、左右から襲撃するつもりです。」


「報告有難う。

戦術の基本は分散に対して、各個撃破だからなあ。

スパ、東西に分散した部隊は何処に向かっている?」


ゴブリンの集落は数十ヶ所あり、場所を特定すため、便宜上Gー01から番号を振って管理していた。

ちなみにコボルトの集落はKー01、オークはの集落はOー01から番号を振っている。


スパ「西はGー12、東はGー17です。」


念話で地図を共有する。


「近いところからGー17の敵を撃破し、Gー12を撃破、本隊の順だな。」

(全軍、進路をGー17に変更!Gー17、Gー12、本隊の順で撃破しながら進軍する。)


リガント「ヒロト殿の眷属間念話は凄いのう。

進軍しながら作戦会議もできるのじゃな。

戦争のやり方や難易度がガラッと変わるのう。

ところで、お若いのに戦術も理解しておるようじゃが、誰かに師事しておったのかのう?」


「眷属になって貰ったから隠し事はしないで全部話しますが、俺は異世界転移でこの世界に来ました。

元いた世界では、過去の戦いの情報等を共有し、誰でも何時でも取得出来る環境がありました。(インターネットだけどね)

興味があれば知識はすぐに深まります。

後はゲーム等で感覚を磨いたりですかね。

(将棋やチェスだね)」


リガント「ほほぅ。ゲームも興味深いのう。」


さて、そろそろGー17に到着しそうだ。

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