研究資料24頁目 シジスセ草原について

【国】

 ジスト王国・エメリナ王国

【土地】

 シジスセ草原

【気候】

 暖季、暑季、乾季、寒季の四季があり、暖季と暑季の間には雨季がある。また寒季の終わりに期間は短いもののまとまった雨が降る為、これにより暖季の訪れを感じる人もいる

 タルタ荒野が近いことから乾季や寒季は乾燥していることが多いが、暖季、暑季はある程度湿気しっけがある。雨季の直後こそは湿気が強いが、年中乾燥しているタルタ荒野から吹き込む風によって安定した状態となり、気温は高くとも過ごしやすい

【生物】

 シカ、ゾウ、キリン、ウシ、ウマなどの草食動物から、ライオン、ハイエナ、タカなどの肉食動物がいる

 町や集落の近くでは粘性体スリーンムが活動している

 えさとなる草食動物などもいることから小飛竜リヨバーン闘飛虫タカトラバッタが縄張りを持っていることが多いが、身を隠す場所が少ないことから夜猛鳥カヤラナンスはいない

 また草食動物に混じって、足蹴鳥ケルケルの群れが十数頭程度ごとにまとまり、それぞれ縄張りを持って生息している。それを狙って狼鳥竜ヴィオニトニクスも数頭の群れを作って生活している

 矛盾竜ケラビスピランスも草食動物の周りに出没することがあり、ゾウの隣で草をむしばむ姿がよく見られる

 荒小鬼赤ゴブリンの群れが時折現れることがある。定住している訳ではなく、不定期に縄張りを変えて移動しながら生息しているので、遭遇率そうぐうりつは低い

 極稀ごくまれだが、運が良いと一角獣ユニコーンに出会うことがある

【植物】

 様々な草花がみられるが、樹木は少ない

 雨はそれ程多くないので、多肉植物たにくしょくぶつが目立つ

 中でもリュヌフィラムといった常緑多肉植物は、夜に開花しその蜜がとても美味おいしいことから採取さいしゅ依頼が出されることが度々たびたびある

【備考】

 ジスト王国とエメリナ王国との間に広がる草原

 国境線は、雨季になると川となる場所があり、そこがそのままさかいとなっている

 普段川は干上がっている為に通行可能であるが、雨季と暑季初頭は川となっていることから通行困難となっている

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