アルヴィラッツストーリー小話集

アディ・ヴァン・ホーエンハイム

✥ プロフィール

アディ（Ady）・ヴァン（Van）・ホーエンハイム（Hohenheim）

性別：女　年齢：16歳

身長：156cm　体重：43kg

好き：錬金術、星占い

苦手：激しい運動、トマト

趣味：おしゃれ、おしゃべり

成績：中の上

一人称：私

二人称：あなた

　今年から最終学年に編入してきた少女。明るく快活で、おしゃべり好きな彼女は友達が多い。好奇心旺盛であり、珍しいものを見ると目を輝かせる。伝説的な錬金術師の名を持つが、詳細は不明。占星術と医術に造詣が深い。悔いのない選択を、がモットー。

　無邪気な姿は花のよう。そのように、彼女の命は儚く短い。

　〈御業の大祖（ヴァン・ホーエンハイム）〉の名で知られる錬金術師の遺作であるホムンクルスが、彼女の正体である。3年前、学院内の研究施設で目覚めた彼女は、様々なデータを採取された後、稼働限界である最後の1年をアルヴィラッツの生徒として過ごすことを許された。魔力で動いていること以外は、普通の人間とほぼほぼ変わらない。

✥ クラス

薄れゆく希望（ホムンクルス）

　錬金術師ヴァン・ホーエンハイムの作品。世の希望として生み出された存在は、儚い命の運命だった。彼らは何を見て、何を知り、何を愛するのだろうか。

✥ 固有技能

〈花の儚く強かなこと（ヘルバリウス）〉

　〈御業の大祖（ヴァン・ホーエンハイム）〉は植物を医療に積極的に取り入れた。高い薬を海の向こうから取り寄せるより、身近な草花を十分に研究し、利用することが弱き民のためにもなり、自然に宿る神の教えにかなっていると考えたからである。『ヘルバリウス』はそのようにして執筆され——魔女狩りによって焼失した。

　その子である彼女は、さまざまな医療用ハーブの最適な調合比を諳んじることができる。かくして、『ヘルバリウス』はこの世に再びもたらされた。

✥ 部活動

なし。

✥ 人間関係

〈御業の大祖（ヴァン・ホーエンハイム）〉［生みの親］

　遥か彼方の昔にアディたちホムンクルスを製作した錬金術師。魔法使いであり、医師であり、そして科学者であった。ホムンクルスを製作した罪を咎められ、処刑されたと伝えられるが、生き延びているとの噂もある。それが本当ならば、現在200歳を越えている。

柏（かや）［お目付役、恋人］

　学院側からあてがわれたお目付役。与えられた最後の1年間を、彼と共に過ごす。純粋無垢な彼のことを、深く信頼している。