第31話【通報】


『紅蓮の炎がこの世の闇を照らす時、人は天を仰ぎ言うだろう。〝漆黒の災厄〟が来た……と』



 ――――数秒間の沈黙



『フム。この〝紅き亡霊〟を呼ぶのは貴様か?ならば、力を貸してやろう……この私を倒してからな!!』


『こんな、世界の破滅の危機に何て事を……ちくしょう。やってやらぁ!』



 ――――この様な会話が数時間続きます。



 意気投合し盛り上がる事、――――住宅街3棟を含む火事が起きていたと、後の署長が語った。

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