第11話出逢う
レイカの最寄り駅でぼむさんと会う約束をした。
ちなみにレイカのネームはイカである。
改札口で待ち合わせだ。
シズカと真司は、自然体で見守っている。
レイカは、落ち着きがない。
土曜日の午前十一時に待ち合わせをしている。
時間になって改札口から出て来た長身の男がレイカに話しかけている。
レイカは、直ぐに笑顔になってシズカと真司を呼びに来た。
「信じられないよ!運命だよ!竹兄だよ!」
竹兄とは、竹内孝、三人の幼なじみだった。
「おう!久しぶり!シズカに真司だろ?」
竹兄にみんな抱きついた。
「竹兄が、ぼぶさんとはね。」
とシズカが言った。
「ぼぶって何だ?」
「え?」
三人が唖然とした。
「たまたま、実家に用事があったから帰って来ただけ、そしたらレイカがいてびっくりしたぜ。」
真司が、今までの事を竹兄に説明した。
「え?」
竹兄は、びっくりした顔をした。
「レイカ悪かったな。すまん。」
そう言い残して竹兄は行ってしまった。
レイカは、改札口に向かって走り出した。
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