第132話…無名

無名であることは


ものすごくありがたい


期待しないでいてくれたほうが

ぜんぜん嬉しいし


名前だって「無名」にしたいくらいだよ


無名のわたしはここにいて


いつも通りにここにいて


等身大の言葉を紡ぐ


無名だからこそ


それは自由に


無名だからこそ


それは正直に


それだけでいいんだよね


無名って最高だよ


アイツの書いたやつ

ちょっと読んでみるか?


変なやつだけどな




無名のわたしには

それこそが目指すもの


そしてそんな自分なら少し好きになれるのかもなんて思ったりしてるんだ




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