第118話…名もなき花

 コンクリートの隙間から


 小さな芽を出し


 やがて小さな花を咲かす


 都会の片隅にひっそりと咲く


 雑草という名も知らぬ花


 花壇で手入れされた花たちと違う


 そんな小さな花が好き


 誰にも気づかれず咲く花に


 小さな蝶が舞い降りた


 これは祝福する証


 咲いてくれてありがとう


 咲いてくれてありがとう


 その様は私の姿


 花を咲かせたよ


 小さいけど


 綺麗な花を咲かせたよ

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る