第86話…蝉
蝉の声はうるさいけれど
あなたの一生で一番の晴れ姿
大きな声で
もっと
もっと
ないていいんだよ
やがて
朽ち果てたあなたの亡骸の下に
新たに生まれた命がある
その小さな命
数年後の夏の夜に生まれる
☆蝉が羽化する瞬間をずっと見守ったことがあります。
殻を破って生まれてすぐの羽はうす緑色で柔らかな感じでした、やがて力強い羽に変わって行く様はとても神秘的でした。
夏の日のよる
弟と私とお母さんの大切な思い出です
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