第49話…晶子さん


与謝野晶子

ただ無事だけを祈る家族の悲痛な思いを、

この詩を読んで改めて思いました。



「君死にたまふことなかれ」

あゝおとうとよ、君を泣く

君死にたまふことなかれ

末に生まれし君なれば

親のなさけはまさりしも

親は刃をにぎらせて

人を殺せとをしへしや

人を殺して死ねよとて

二十四までをそだてしや


"死にたい"


そう思う誰かに


詠んでほしいと思って

書いたのかもしれないね


貴方にも


貴女にも


そしてワタシにも

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