悪魔の使者

人間を大切にする奴を蹴り飛ばす

何をやっても無駄だと言うと

だいたいの人間は泣く、惨めだ、悲しい

そんなことを言って、再び立ち上がることはない

ある日、魔法使いに会った

些細な事ばかりする魔法使い

小さな事で感謝される魔法使い

一度、馬鹿にしてやったら困った笑みで返された

損をしていると知らない魔法使い

みんなが馬鹿にする魔法使い

これから、もっと、きっと、酷くなる

俺は悪魔だから、助けてやれない

だけど、傍にいてやる

魔法使いを守る悪魔も悪くはないだろう

きっと

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