ビックリドッキリメカ
「キョエー!」
目の前に魔物が飛び出してきた。アクセルを強く踏む。
「ギョパッ!」
変な悲鳴を出して魔物がブレードに弾かれて道の端に吹き飛んでいく。気をつけよう、車は急に止まれない。
「ヒョヒョヒョ!」
車の横に魔物が張り付いてきた。僕はウィンカーの横にあるレバーを倒す。チェーンソーがうねりを上げて動き始めた。
手足を引きちぎられた魔物がゴロゴロと後方に転がっていく姿をバックミラーで捉えた。
「ファファファファ!」
モニタに上方からの魔物が映し出された。僕は”対空“と書かれたボタンを押した。ボンという音と共に魔物の残骸がボンネットに降り注いだ。
どんなビックリドッキリメカだ。
僕はこんな車を作った頭おかしい人をある意味褒めてあげたくなった。
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