女性の態度
先ほどから女性が沈黙を守っている。どうしたのだろう。
やはり先ほどの殺人が気になるのだろうか。
目撃者である僕を背後から襲おうとしているかもしれない。僕は女性を先に行かせようとしたが、彼女は頑なに拒否した。何故だ?怪しい。
婦人服売り場でゾンビの集団に襲われた。皆、手にタピオカジュースを持っている。でも、ジュースの量は減っていない。
僕は遠慮せずにゾンビたちの頭を薙ぎ払っていく。ガツンガツンと鈍い音がフロアにこだまする。
あらかた片付いた後、女性の顔色が悪いのが見て取れた。もしかすると、この僕の戦いぶりを見て、背後から襲っても勝てないと思ったのだろうか。
だが、背後から刺されたら僕だって敵わない。
やはり女性を前に行かせるべく先を促す。イヤイヤと首を振り、拒否された。なんだよ、その疑いの目は。別にその短いスカートを階段越しに覗く気はないぞ。命が惜しいんだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます