疑似兄妹と組む

試練は二人だけではなく、「百(ももち)、白蔵主(はくぞうす」の二人とともにである


ついたのは、お寺ーー作務衣を着た、左腕がない隻腕の少女

「はく、お客はんやで、お客はんーーああ、初めましてやなぁ


うち、ももちいうんや、百ってかいて、ももちやねんよろしゅうな」


どたどたと来たのは、僧衣をまとった男だ、っていうかあまり見分けがつかない


髪があるなし、左腕の有無以外見分けられない

「「いっとけど、わい(うち)ら兄妹ではないで、勘違いしたらあかん」」


とりあえず、お土産の手作りクッキーを上げる

「うちの学校に集められてるんは変な人間ばかりやーーうちと、はく、はもともととろくさいねんから、運動には向いておらんよ」

ーーももちさんは、特殊メイクを得意としてるらしい


「もも、は生まれつき、ひとなっつこいからすぐ人に近づく」

「しろ、別にええやないの、そないなこといったらしろかて、5歳んときさらわれかけたんはどこのどなたや」

はくは、文字通りーー密教系の呪文を使う


果てしなく、実戦での戦闘技術少ない面子ばかりとなる

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