「あーこれは大変ですね〜。コストがそれ程高くないとはいえ、★ですからね〜。それなりに効果は出ますね〜」

「皆が混乱しているうちに逃げる算段でしょうか？」

「ん〜そうですね〜。ロビーにいる人全員が狂気に陥れば、保管庫のほうを狙うかもですね〜。ここはレンタル・ボディの貸出も同時に行ってますからね〜意外と強靭なボディを手にするかもしれませんね〜」

「そ、それは伯爵が新たな力を手にするという事では？」

「まぁ、容れ物ですけどね〜。本体に未練がなければですけど〜」

「と、いいますと？」

「ん〜。保管庫は本体を預かって、異世界用のボディを貸し出すんです〜。稀にもらえますけど〜。本体をここに置いていくなら、最強の身体を手にできますけど〜。置いていくかなぁ？」

「そうでしたか…私は転生・転移者の本体を狙うとばかり…」

「そっちが本命ですかね〜」

「ええっ？」

「意外と、って言ったでしょ〜。本命は本体の破壊ですね〜。戦えるのは10名だけ。その内の半数以上がレンタル・ボディですからね〜。あ、もちろん本体壊されたら死んじゃいますよぅ」

「…おや？音声が回復してますね。アサイさーん！」

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