夏の陽

雑草ころね

第1話

「今週の天気予報です、当分は晴れの模様が続くそうです」

「また、気温が38度以上のため熱中症などにお気をつけください」


「朝のニュースを終わります」


このニュースを聞き、イヤホンをつけ、玄関の扉を開ける、これが俺のルーティーンみたいなやつだ。

この生活も数年続けて、全く変わっていない、変わったものといえば気温くらいか?

ここ最近超熱くて、冷房つけてないとヤバイレベル。

「なんでこんなに暑いんだよ....」

連日のニュースも、熱中症などで搬送のニュースをよく目にする。

「なんでこんな暑い日に体育大会の練習なんて....そりゃぶっ倒れるっての」

俺は、青春という青春は遅れてないし、何なら後悔しているよ.......男子校に入ったのを。

と考えながら、イヤホンから流れる夏っぽい曲、空を見れば見える入道雲、ギラギラと眩しい太陽。

夏という季節は、暑いし 汗かくし そんなに好きではないが、この「夏」という季節が毎日見れるわけではなくて、そう考えると少し楽しくなってた。

新緑が映え、道路に見える陽炎、これが見られるのもこの季節だけ.....

でも俺は。

「冬がいいなぁ、涼しいし」

と言った。

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