今日

目が覚めたのは九時半。

隣を見ると家人もまだ寝ている。いかん。慌てて起こした。

隣といっても、私の頭の横にあるのは家人の足です。家人の頭の横にあるのは、私の足です。

そっちのほうが、頭がスースーして眠りやすいから。(私が)

家人を送り出した後、私はまた眠ります。

面白い夢を見る時もあるし、怖い夢を見る時もある。今日見た夢はもう忘れた。

次に目を覚ますと十五時。寝すぎ。月経の時には眠りすぎてしまう。

手元には、おすすめされて購入した本がある。まだ開いていない。漫画は大好きだけど、小説を読むには少々気力が必要だ。活字離れを起こして久しい。それなのにもう一冊買った本がある。多分ポストの中にすでに入っているのだけど、今日は暑そうなので外に出たくない。買い物にも行きたくない。冷蔵庫にあるものだけで夕飯を作る。幸い、買い物には昨日行ってある。

家人が帰ってきて夕方のウォーキングに出かけた。涼しい。初夏の夕方は気持ちがいい。

家人の話に私はほとんど興味がない。私の話にも家人はほとんど「どーでもいーじゃん」と言う。

正直に言う。私は家人の武勇伝を心底くだらないと思う。家人の過去の栄光に「だから何だよ」と思う。家人が「昔はこんなじゃなかったんだけどなあ」というたびに「時代がちげーんだよ」と呆れる。

でもかわいいから、いいんだ。

隣の部屋からいびきが聞こえる。本当は別の部屋で寝たいけど、そうするといじけてしまうので、私は耳栓をつけて同じ部屋で眠る。

子どもは拵えない。

二人で生きていくのがやっとです。


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